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序説編集

エンパイア、それはオールドワールドにおいて最も強大な人類の国家。エンパイア、それはシグマー末裔の国。シグマーこそ、黒火峠(Black Fire Pass)の戦いにおいて人類の諸部族を統一した、建国の祖である。戦いののちシグマーは神として奉られ、ドワーフ王国に約束した永遠の救援の誓いは今日まで残っている。人類とドワーフとの間に芽生えた交流は、交易を通じて育っている。現在、帝都アルトドルフの玉座からエンパイアを統べるのは、皇帝カール・フランツである。

あらゆるところに潜む敵のため、エンパイア市民は苦難に満ちた日々を送っている。はびこる邪教についての噂はそこかしこで聞く。恐らく、邪悪な秘密教団は実在するのだ。誰も彼もが信用ならず、エンパイアに点在する孤立した入植地では恐怖と疑心暗鬼が蔓延している。

内憂のみならず外患もエンパイアを蝕んでいる。北方からケイオス・マローダーが頻繁に大規模な侵入を繰り返しては、破壊と略奪の限りを尽くす。この裁きの時代に、強力なケイオスのチャンピオンに率いられたマローダーの軍勢が、エンパイアの北方の国境を攻撃した。実に間の悪いことに、この時エンパイアは民衆を血に飢えた悪鬼へと変える、謎の悪疫に襲われていたのだ。

この絶望的な状況に直面し、皇帝カール・フランツはドワーフとハイエルフに救援を求めた。エンパイアを悪夢のようなケイオスの領土に変えないためには、他に手立てがない……。

エンパイアの紹介編集

長きに渡る戦乱の時代をへて、エンパイアは数々の州からなる一大国家へと成長をとげた。皇帝によって統治されるこの国こそ、今やオールドワールド最強最大の国家といってよい。西はブレトニアと国境を接し、東はキスレヴの凍土に沿うエンパイアの領土は、深い森のなかに抱かれ、美しき山河の向こうには、文化と教養に満ちた国際的な独立都市が点在している。大学校の数々では科学と近代的軍制が日夜研究され、エンパイアの軍隊はめざましい発展をとげてきた。だが、エンパイアはけして安全な土地などではない。かの国土は、いまだ恐怖と疑 念にあふれた、陰気で危険な場所ですらあるのだから。諸々の邪悪や不浄なる渾沌 -ケイオスの力から身を守ろうと、迷信ぶかい農民たちは軒先に不気味なお守りを吊るして暮らしている。近代科学と洗練された文化を持ちながらも、それでいて不気味で迷信じみた慣習のるつぼ……それがエンパイアなのだ。

伝説の戦士王シグマーによる建国以来、エンパイアは絶え間ない外敵の侵略と疫病、そして血で血を洗う内戦の数々をことごとく切り抜けてきた。それはまさに、帝国軍の勇猛と、帝国臣民の粘ねばり強さあってこそのことである。しかしながら、領内からすべての悪が払われたわけではない。今もなお、オークをはじめとするグリーンスキンはエンパイアの国境をつねに脅かし、こと北方にあっては、ケイオスの従者たちが侵略の機会を今か今かとうかがっている。敵は領外だけではない。おぞましい邪悪の数々は、領内にある暗い森の砦や、深山の洞穴 ほらあなにひそんで力をたくわえ、その時をひたすら待ち続けているのだ……。 しかし、案ずることなかれ。皇帝陛下の威光をいただく皇軍、すなわち撰帝侯によって統率された帝国州軍の武勇によって、これらの脅威はことごとく追われ、払われ、討ち取られるであろう。帝国州軍では、よく訓練された斧槍兵隊ハルバーディアー、槍兵隊スピアマンを主力とし、剣兵隊ソードマンがその脇を固め、弩兵隊クロスボウマンと銃兵隊ハンドガンナーがその前進を助けることを基本としている。これらをなす帝国軍人たちの練度と勇猛ぶりはオールドワールド全土においても名高く、賢き将によって率いられた帝国軍の防御を破れる敵など、指を折るほどしかいないだろう。 この誉れ高き諸州軍にくわえ、皇帝はしばしば他組織からの助力を求めることもある。帝立砲術大学校は、猛砲撃で遠くの敵を壊滅せしめる大砲グレイトキャノンと臼砲モーターおよびその操作兵クルー多数を擁しており、彼らの砲術はまさにエンパイアの誇りだ。帝立魔法大学校は、強大な魔力によって皇帝の敵を滅する従軍魔術師バトルウィザードを大勢かかえる。皇帝に忠誠を誓う帝国騎士団エンパイア・ナイトは、重騎兵ならではの猛突撃で、いかなる敵をも踏みにじるであろう。帝立技術者大学校にあっては、帝国軍にさまざまな試験兵器を提供し、輝かしい戦果を上げつづけてきた。重装甲の蒸気戦車スチームタンクや悪名高き連装撃滅砲ヘルブラスター・ヴォレイガン、最新鋭の噴進砲座ロケットバッテリーなどはその一例にすぎない。

カール・フランツ帝の統治下にあるエンパイアの情勢は、日増しに緊張を高めつつある。領内の都市では凶悪なる渾沌教団ケイオスカルトが隠謀を巡らすなか、森の奥にひそむ獣人の群れはいよいよ人里に目を向け始めた。そしてエンパイア国境を物欲しげに眺める仇敵たちの眼差しは、これまでになく露骨だ。 ああ、まさに戦乱と血の時代。終わらぬ危険にあふれた当世、刻一刻と迫る終焉という名の宿命に立ち向かえるのは、誇り高き帝国軍をおいて他にあるまい。

帝国州軍と民兵編集

シグマーの御代から今日にいたるまで、エンパイアはその版図を守るべく、職業軍人からなる帝国州軍を維持し続けている。今日もエンパイアのどこかでは、新兵徴募の任を負った一団が太鼓の音をにぎやかに響かせながら、「皇帝陛下の軍に加わった者には、冒険と栄光の日々が約束されておる」ことを説いて回っているのだ。故郷への想いにつき動かされてか、あるいは一日に三食をきちんと食べられることに心ひかれてか、その身命を帝国州軍に捧げる臣民は数多い。

頭数だけ見れば、うさんくさい傭兵や、周辺に暮らす農民から一時的に徴集された民兵(不正規兵)の方が多いことはあっても、やはり州軍こそがエンパイアの軍勢を支える大黒柱なのである。また、州軍は帝国の常備軍としてだけでなく、街の守備隊や、地方ごとの法律を実力行使するといった役目も兼ねている。このため、各撰帝侯領の州軍はそこを預かる撰帝侯の指揮下に置かれ、また各独立都市の州軍は市長ビュルゴマイスターがその指揮権を持つわけだ。


騎士団編集

鋼鉄の鎧兜に身を包み、バーディングを着た軍馬にまたがって戦場へと駆けゆく、誉れ高き帝国騎士団。ドワーフの匠によって鍛え上げられた輝かしい板金鎧を身にまとい、最高級の武具をたずさえた馬上の騎士たちの姿は、この上ない勇壮さを放つ。地を震わせながら突撃してくる重装騎兵の姿は、見る者の魂を恐怖に凍りつかせるだろう。敵するものは皆、馬上槍(ランス)に串刺しにされるか、あるいは軍馬の蹄によって踏みしだかれるのだ。

エンパイアの騎士はみな、所属騎士団の紋章をその鎧や盾に刻んでいる。これらはどれも、各騎士団の創立時から続く伝統的な意匠だ。帝国の各地にはこれら大小様々の騎士団が存在しており、貴族の子弟の中には、その一つに入団を果たす者も多い。ただ、貴族であれば必ずしも入団できるわけではなく例えば鷲獅子騎士団ナイト・グリフォンなど、地元貴族の子弟のみで構成される騎士団もあるし、熱狂的で知られる シグマー純血騎士団ナイト・オヴ・シグマーズ・ブラッドのように、特定神の信徒にしか入団を認めない聖堂騎士団テンペラー・ナイトもいくつか存在する。


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